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令和5年度 青年部会長 ごあいさつ

銚子商工会議所青年部第47代会長 令和5年度スローガン

令和5年度スローガン
いま幕開けの時、希望を鳴らせ

パンデミックにより分断の時代となってしまった現地点を打破すべく、銚子商工会議所青年部ではコロナ禍においても事業を活発化させてきました。それは我々青年部が銚子地域発展の礎となるべく発足し、地域の未来を紡ぐのが青年経済人の役割であると認識しているからに他なりません。その志を引き継ぎ、本年度は現在銚子市の大きなトピックスである銚子沖での洋上風力発電事業と関連する地域づくりに青年部としても積極的に関わって参ります。また、銚子地区の行政、団体、企業等と連携し、各々が抱える問題を共有しながら全体で地域課題の問題を解決に導き出す事業を展開します。そしてこれまでの青年部が培ってきたみこしパレード、駅前イルミネーション、銚子市公認PRキャラクターちょーぴーの継続事業は「継承と発展」をテーマに事業へ取り組みます。

【共創から地域の未来を先導する】
2022年国内初の着床式洋上風力発電の事業が銚子市にてスタートしました。洋上風力発電の事業者に選定された三菱商事株式会社では、国内で35年ぶりとなる支店が開設され、その事業の成長戦略の一環として未来創造(新産業創出/地域創生)を掲げ地域課題の解決を通じた魅力ある街づくりをテーマとして、パートナーや自治体とともに、社会・産業課題の解決に貢献していく事を模索しています。この時、企業経営方針に準じた地域のステークホルダーを見極める動きがあるはずです。商工会議所所属団体として、青年部でもこの潮流に早期から未来を見据えた繋がりを持つことが重要です。会員各位企業との新たな関わりを持つ事が自社の発展、引いては地域創生に繋がるからです。一年間をかけて協議と提案を繰り返し、情報を共有出来る関係性を構築し、この繋がりの共創から地域資源をより発展出来る可能性、そして会員メンバーには自社の魅力を発信し発展へと出来る場を提供します。

【新たな関係性から循環型経済を形成する】
2015年国連総会にて採択された持続可能な開発目的であるSDGsが現在浸透し、多種多様な団体、企業が各々の目標を掲げていますがそれは本質を捉え、近い未来、達成可能な開発目標となっているのか疑問を感じます。目標を掲げるだけでなく行動に移せるかが鍵となるのがSDGsであり、達成目的と透明性の確保に努め検証可能な内容であること、なにより信頼性を得られる提言であって欲しいと思います。世界的に見れば一部企業では金額的なインセンティブも見込む動きがありますが、マクロな地域に落とし込んだとき、どのような変革、課題解決をもたらすのかを互いに見つめ直し地域間で活動する団体、企業と組織を超えて連携出来うる可能性を探究する事業を遂行します。結果として人間関係を重視しながらもタスクに特化した関係人口の増大を計ります。循環型経済は一企業、団体が自社内だけで構築するのは非常に難しく、協働が不可欠であることを提唱し、銚子モデルの循環型経済の形成を目指します。

【継続事業の継承と発展】
ちょーぴー事業は昨年度10周年を迎え、事業を再構築したことで大きな飛躍を遂げています。これまでのSNSでの発信や、市民とちょーぴーとの交流イベントに加え、本年度はファンをより増やし、リアルで交流出来る場を提供することを目的としたe-スポーツを主とした子供や大人達がより熱く交流できるイベントを開催します。またちょーぴーは各地イベントに出演する機会が増えています。青年部だけではなく市役所側とも協議し、より活躍できる環境を構築出来るかを協議します。キャラクターグッズ商品開発についてはイベント的な販売だけではなく、継続して販売提供できる環境が青年部で確立できるかを検証します。この検証結果から青年部としてちょーぴー事業の次の一手を考え、次世代へどのように継承していくのかを検討します。
銚子駅前イルミネーション事業はこれまでどおり、地域の力と銚子ファンの力をまとめ上げ、地域の未来をあかるく照らす志を継承しつつ、安定し継続性を見出す事業確立を目指します。同じく継続事業である銚子商工会議所青年部の創立から続くみこしパレード事業はコロナ禍の為、入会年数が3年未満のメンバーは運営経験がありません。本年度開催された場合はこれまでの運用方法を青年部全体で継承出来る体制を確立し、その上でみこしパレードについての青年部の関わり方を検証します。

【創立50周年に向けての準備】
次年度2024年に銚子商工会議所青年部は創立50周年の節目を迎えます。周年事業や記念式典等を滞りなく成功させるため、本年度50周年準備特別委員会を設けました。対外に向け発信する内容を過去の周年事業を参考に、これまで関係がある諸団と親睦を深めつつ、さらなる発展を遂げる周年事業を特別委員会にて討議し、次年度に繋ぎ成功に導く役割を果たします。

【結びに】
社会的、経済的に不安定な情勢が続き、疲弊している時代を生き抜く今だからこそ、逆境を打破する新たな時代を創る先導者となり、地域の礎となるのが銚子商工会議所青年部であるべきです。2023年度スローガン「いま幕開けの時、希望を鳴らせ」は停滞しまった地域経済をまた我々の手で復興させるため、今ある地域資源を最大限活かし、学ぶ事、発信する事を怠らず、多くの人々との繋がりから共創を生み、勇気を持って行動する事で青年部から新しい時代の幕開けの宣言し、我々の活動が地域の希望となるよう掲げました。この志と目標に向かい、「いつか」ではなく「いま」会員一人一人が当事者意識を持ち、人として、経営者として成長を遂げられるよう一年間青年部活動を邁進してまいります。

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